「多角的に物事を考える」
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【梅田智也の編集後記】
詰め込み型教育(記憶型学習)に限界を感じてきている方は増え、
「アクティブラーニング(能動型学習)」という言葉が一般的になってきた中、どのようにそのアクティブラーニングを導入しようか、で四苦八苦している教育機関は少なくないと思う。
そんな中、「理念」から「実際のカリキュラム」までここまで一貫して能動体験型学習を展開している「子どもアイディア楽工」には、まさに圧巻だ。
これからも「子ども研究実践の場」として、大きな渦を巻いていく事は間違いないと思う。
インタビュー動画では、楽しそうに子ども達が作った作品を紹介する山上さんの魅力にも是非触れて頂きたい。
フルバージョン
インタビュー概要
※動画に含まれていない内容も掲載しています。素敵な経験と想いをご覧ください!
楽しいアイデアを出す原体験
ホンダランドで遊園地の企画に長年携わってきた山上さんは、
「どんなアトラクションがあれば子ども達は喜ぶだろう」と常に考え続けてきた。
新しいアトラクションの構想を練る際に出てくる数々の楽しいアイデアの源は、幼少時代の原体験にあると語っている。
「僕達が小さかった頃は、今のようなおもちゃやテレビゲームがなかったので、自分達でおもちゃを作ったり、ビー玉のような粗末な道具を使って遊びを作っていた。そんな幼少時代の原体験が、実は楽しいアイデアを出す源になっている」
ホンダの創業者である本田宗一郎氏も「見る・聞く・試す」を大切にしていたが、学校教育では機会の少ない「実際に試す経験」を山上さんは「幼少時代の遊び」を通じて経験することができたのだ。
2つの「ソウゾウリョク」を向上するために
夢を実現するために最も大切なのは、2つのソウゾウリョクである。
夢を描く「想像力(イマジネーション)」と、それを形にしていく「創造力(クリエーション)」。
山上さんは、幸いにも会社員時代の遊園地の企画の仕事で、
皆が喜ぶアトラクションという夢を描き、そのアイデアを具現化していくことで、
2つの「ソウゾウリョク」を身につけることができた。
「現在の知識を詰め込む教育ではなく、子どもの頃から能動体験を通じて考える力を育む事が大切。」
「2つのソウゾウリョクを高める環境作りをやっていきたい。」
そんな想いを持って、
三重県桑名市にある廃校(旧多度西小学校)を再利用し、「子どもアイデア楽工」を開講した。
「子どもアイデア楽工」では、
「遊びながら学ぶ」独自の能動体験型学習を通して、子ども達の「気づく力」を育てて、笑顔と歓声に囲まれた環境を作っている。
『ないものねだりではなく、あるものみがき』
山上さんの座右の銘は、
「ないものねだりではなく、あるものみがき。」
会社員時代の遊園地企画でも
「ないものねだり」を「あるものみがき」に変えて楽しい企画を次々と実践し、スタッフやたくさんの来園客に支持されてきた。
「お金がないから諦める」
「人がいないから諦める」
「時間がないから諦める」
そんな無い物ねだりの人生じゃつまらない。
それではなく「今あるものを磨き倒したら、どうなるか?」
そこに常に焦点を当てて、現在も楽工運営やカリキュラム開発を行っている。
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